相談事例 Cases

  • そだてる

産学連携により食品工場における生産性向上を実現

補助金

産学官連携

2024.04.04

相談内容

近年、食品工場における採用が困難になっていることから、将来的な人材不足が懸念されています。そのような中、共同食品工業(株)さまは製造ラインの効率化や適切な人員配置により人材不足への対応を目指し、当センターに相談に来られました。

くれ産業振興センターのサポート

インダストリアル・エンジニアリング手法(IE手法)を用いた生産工程の分析や効率化を専門とする、広島工業大学:宗澤良臣教授とのマッチングを行いました。大学による工場の作業分析においては、当センターの産学連携スタート補助金を活用いただきました。

結果

工場内2つの作業工程について、映像による詳細な分析や連合作業分析表を用いた現場との打ち合わせといった作業分析と改善策の実証が行われました。作業スペースの拡張をはじめとする作業環境の改善だけでなく、社員のスキルアップにも取り組んだ結果、各作業工程における減員が達成されました。今後、人件費の削減効果なども期待されています。(写真は作業分析に用いた改善状況検証時のもの)

事業者情報

いかの姿フライなどオリジナル商品やOEM、PBを手掛ける食品製造メーカー。同社は、品質管理の徹底で安全な商品を提供することを基本に新たな商品開発も行いつつ、今後の人手不足が懸念される中、過去5年間、製造ラインの効率化を図り、適切な人員配置と働きやすい環境づくりにも取り組まれています。